【10年後の仕事図鑑】未来の心配はいらない何をしたいかを考えろ【書評】

書評
スポンサーリンク
                   

<景品表示法に基づく表記>本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

AI、IoT、DX・・・横文字が飛び交うサラリーマン生活。。。

10年後にはテクノロジーがもっと進んで、僕の仕事が無くなってないか心配だな。。。

そんな貴方に【10年後の仕事図鑑】をオススメするわ。

堀江さんと落合さんの対談で、現代のテクノロジーから未来の仕事のあり方を予想しているの。

AIやIoT、DXなど横文字が跋扈しているサラリーマン生活。
そんな、新しいテクノロジーがの登場で私達の生活はどう変わってしまうのか?
果たして、このままのサラリーマン生活を続けていけるのか?
不安に思ってしまいますよね。。。

本書の結論は「人間でないといけない仕事は残り続けるが、その有り様は大きく変わって行くだろう。」というものでした。
そんな未来を生き抜く為には、大きく分けて2つの生き方になるだろうと書かれています。

  • ブルーオーシャン型(遊びのプロ型)
    自分にしか出来ないニッチな領域をみつけ、コンピュータ(AI)を活用して生きていく
  • コンピュータ移譲型(AI移譲型)
    コンピュータ(AI)管理の下、指示された仕事をして生きていく

ココで勘違いして欲しくないのは、これら2つの生き方に優劣はなく、その人の望みや特性で選ぶ問題であると言っています。
つまり、テクノロジーが進んでも、弱者強者に分かれる時代にはならず、心配はせずとも生きていけるという内容です。

【10年後の仕事図鑑】はインターネット時代の寵児とも言うべき、堀江貴文さんと、落合陽一さんの対談という形で綴られています。
また、様々なイノベーションを今も起こし続けておられる、お二人の言葉だけに、説得力がある内容となっていました。
時には最新のサービスを例に出し、時には日本の歩んできた歴史を例に出して、これから日本が歩んでいく未来、歩んでいって欲しい未来が述べられています。

どちらの生き方を選ぶかは自分次第です。

  • ブルーオーシャン型(遊びのプロ型)
  • コンピュータ移譲型(AI移譲型)

しかし、ブルーオーシャン型(遊びのプロ型)を選びたいと思う人にとっては背中をそっと押してくれる一冊ではないかと思います。

未来に怯えるな、今を生きろ!

未来を想像して怯えるなんて暇人のやることだし、今を懸命に生きることが大事

-書籍「10年後の仕事図鑑」より引用-

この本を手にする人(私含め)が抱いている気持ちはまさしく将来への不安が少なからずあると思います。
そんな、私たちへの激励と優しさが詰まった言葉で、正直ハッとさせられました。

今という時間の積み重ねが未来を作るにもかかわらず、今を蔑ろにして、未来を夢想するなんて意味のない事ですよね。

貧乏暇なしではないですが、無駄な時間を使って未来に負債を作らない様に心掛けねばと思います。

もうどこにも安定はない、自分を失うな!

「千と千尋の神隠し」で描かれた、主人公の千尋が湯婆婆に名前を奪われるシーンこそが「雇用」という概念

-書籍「10年後の仕事図鑑」より引用-

これは、企業に所属している限り、頑張りはすべて企業ブランドへの貢献になってしまい、自分という個人ブランドが育たないという事を言っています。

終身雇用制度が崩壊している現代では、個人ブランド(実績、経験、人脈、信用など)が、より必要な時代になっていくと感じています。

この個人を埋没させる生き方が、名前を奪われると表されているのが、インパクトが強く、的を射ていると思います。

これまでを大切にするな今を大切にしろ!

一番よくないのは、10年修行したこと自体を「ありがたがる」こと

-書籍「10年後の仕事図鑑」より引用-

個人ブランドという話と繋がるかも知れませんが、これからは、「継続は力」ではなくなっていくでしょう。

コンピュータの発明で仕事の有り様は一変し、ネットワークの普及で距離の概念が無くなり、スマートフォンの登場でメディアの定義が変わりました。

これらの変化は驚く事にこの30年間くらいで訪れた変化です。
今では、情報収集は新聞、計算は算盤を使っているなんて人はほぼいないと言っていいでしょう。

時代の早過ぎる潮流に乗る事が、これからを生き残る為の生存戦略になる事は間違いありません。

好きな事を極めれば生きていくには十分だ!

勝ち負けなんて考えず、好きなことに没頭しよう。没頭しているうちに、君は唯一無二の存在になっている

-書籍「10年後の仕事図鑑」より引用-

自分に武器を付ける為には、それだけを考え続け、やり続ける必要があります。
それは、一時的に身に付けた技術は、日進月歩の現代ではすぐに風化してしまうからです。

では、どうすれば自分の武器を持ち続けられるのか、その答えが、好きなことに没頭するにあると思いました。

好き嫌い関係なく、ブルーオーシャンを狙ってニッチな武器を手に入れる事は、短期的には有効かも知れません。
しかし、好きでもない事を、ずっと続けていくなんて、とても難しい事ではないでしょうか。

何よりも、好きなことに没頭した結果で、自分が唯一無二になれるなんて素敵な考え方じゃないですか。
「生活の為には、嫌な事でも続けなくてはいけないんだ」と言う気持ちはわかります。
私もそんな気持ちでサラリーマンを続けていますから(笑)
でも、だからこそそんな今を変える為に、新しい武器を身に付ける事が大切なんだと思います。

技術力より信用力!

起業するお金がなく銀行も貸してくれないというのなら、親や友人から借りる、クラウドファンディングという方法もある。それができない人は、お金ではなく信用が足りないということだ

-書籍「10年後の仕事図鑑」より引用-

これもグサッとくる厳しいお言葉です。

現代では新しい事を始めるハードルが凄く下がっていますよね。
自分の言葉を発信するならブログを始めれば良い、自分のメディアを作るならYouTubeを始めれば良い、自分のお店を持ちたければクラウドファンディングすれば良い、どれを始めるにも自己資金はほぼ無しで始められるわけです。

やる気があれば、自己実現が出来る良い時代になったとも言えると同時に、意欲が無い人にはなんの恩恵も得られない時代だとも言えます。

しかし、始めるだけでは、注文してもらう事も収入に繋げる事も出来ません。
まさしく、そこには自分というブランドへの信用を築いていって初めて、望む結果へ繋げる事が出来るわけです。

始めるハードルが下がった分、色々な事への参入者は多くなっている中で、成功する事は逆に難しくなっている現実があるのでは無いかなと思っています。

平等な社会とは没個性な社会!

教育カリキュラムという観点で歴史を振り返っても、王族や貴族たちの教育は家庭教師だった。

-書籍「10年後の仕事図鑑」より引用-

これまでは、身分、所得、特性にあわせた、その個人をどの様に成長させるかが重要視されて来ていました。(個人が望むと望まざると関わらずに)
農民の子は農民として、商人の子は商人として、貴族の子は貴族としてです。

こうした時代の終焉は、フランス革命から始まり、第一次世界大戦の終わりと共に貴族制から民主制へと変わっていきました。
つまり、私たちが今受けている画一的な教育が当たり前になったのは、ほんの100年前くらいなのです。

この転換は、全ての人に平等な権利が与えられたと言う側面と同時に、国の決めた義務教育制度で私たちの本来持つ個性は蔑ろにされているとも言えます。
義務教育とは国の為に労働力を作る制度である事を忘れてはいけないという事です。

最後に!

「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」

-書籍「10年後の仕事図鑑」より引用-

未来が予測出来ない現代において、それを恐れるのは無駄な事。
過去は変える事が出来ないのに、それに執着し続けるのは無駄な事。
今だけを、私たちは変える事が出来るのです。

コメント