【1分で話せ】プレゼンテーションの必勝法は相手の中に入ること【書評】

書評
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プレゼンテーションって苦手なんだよな。

営業してもイマイチ反応悪いし、俺には向いてないんだよ。。。

プレゼンテーションは技術だから、学べば誰でも出来るわ。

技術がなくては、相手に正確に伝わらないのよ。

著者:伊藤羊一さんは、元々プレゼンテーションが苦手だったとか。

そんな中、話のネタになればと興味本位でソフトバンクアカデミアに応募して、プレゼンテーションのノウハウを猛勉強!
2011年に孫正義さんへプレゼンテーションしたところ、国内CEOコースで年間一位を獲得する程の好成績を収めたという強者です。

現在では、Yahoo!アカデミア学長などを努めていらっしゃり、「コミュニケーションで相手に動いてもらう」を念頭に置いたプレゼンテーションを広めているそうです。

自分の求める結果を出す為には、手段を選ばず、相手にアプローチする手間を惜しむな
相手と自分は違う事を理解して、中に入り込め、結果は後から付いてくる

相手の立場にあわせた内容を!

「相手の整理ノート」をつくる
・相手の立場は?
・相手の興味は?
・相手の求めている事は?
・相手の専門性がどのくらいあるか?
・相手のゴールは何か?

-書籍「1分で話せ」より抜粋-

相手を理解する事は、プレゼンテーションだけでなく、友人関係でも仕事でも活用出来る基礎的な部分かと思います。
でも、基礎的過ぎて普段はおざなりにしてしまっているなと、反省です。。。

自分の言いたい事だけを言うのは簡単です。
しかし、相手の趣味嗜好、求めている物、理解度、そういった物をおざなりにしていては、本当のコミュニケーションとは言えません。

自分と相手のゴール地点をきちんと見据えた上で、コミュニケーションを取ることが大切ですね。

左脳へアピールする!

左脳に伝える為、ロジカルにピラミッドで考える。
________【結論】________
____【根拠】【根拠】【根拠】____
【実例】【実例】【実例】【実例】【実例】

-書籍「1分で話せ」より抜粋-

【結論】から入る事は、ビジネス会話では大切です。
やはりゴールが明確でないと、聞いている相手は、会話やプレゼンテーションの中で迷子になって「結局、何が言いたいの?」となってしまいます。

【根拠】は3つ出すというのも、安定感が増すので大切なポイントですね。
3は世界的にもマジックナンバーと呼ばれ、理由は定かではありませんが、以下の様な理由ではと言われています。

  • 3は記憶するのにちょうど良い数である。
    (2では少なく感じ、4では覚えきれない)
  • 3は面を構成出来る最小数であり安定を表す。
    (1は点、2は線、3から面として支えられる)

【根拠】を支える【実例】数を増やす事で、プレゼンテーションをしっかりと支える基礎部分が出来る様になります。
個人的には、この【実例】は相手に共感して貰える様なエピソードにするとより効果的かなと思います。

右脳へアピールする!

右脳に伝える為、イメージを膨らませる。
・イメージを届ける  → ビジュアルイメージを見せる
・イメージに来て貰う → 想像を促して相手の持っている情報からイメージを補完して貰う

-書籍「1分で話せ」より抜粋-

通常、ビジネスでは左脳へのアピール=ロジカルな説明に終始する事が多いかと思います。
そこに右脳へのアピール=イメージの喚起を推奨するあたりは、まさしく「コミュニケーションで相手に動いてもらう」の主張と合致する感じがしますね。

プレゼンテーションの結果は、相手が行動を起こして初めて成功と言われています。
いくら資料が綺麗に作成されていても、いくら話し方が聞き取り易くても、それを受け取った相手が何も感じなければ、そればプレゼンテーションの本来の目的を達成したとは言えません。

イメージの伝え方には、「届ける」と「来て貰う」という、2つのアプローチがあると言う説明には、ハッとしました。
確かに、これまでイメージは「届ける」もの、という先入観があったので、「来て貰う」という手を今後は使ってみたいです。

相手に忘れる事の出来ないインパクトを!

プレゼン全体を表現する「超一言」を作る。

-書籍「1分で話せ」より抜粋-

「超一言」とはプレゼンテーション全体を表現するキーワードの事と定義されています。
このキーワードの有無で、プレゼンテーションの記憶への留まり方が大きく異ると述べられています。

一般的には「パワーワード」と呼ばれる物と同じ意味合いで良いかと思います。
ちなみに私は、以下のワードを聞くと、特定の作品が自動的に思い出される病にかかっています(笑)

・逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、
・バスケがしたいです・・・
・大丈夫だ、問題ない。
・きっと何者にもなれないお前たちに告げる。

プレゼンテーション全体を表現するキーワードとはちょっと趣旨が変わりますが、こういったパワーワードを残す事が出来れば、相手へのアプローチとしては大成功ですよね。

まとめ

本書を読んで著者が伝えたかったメーッセージは以下なのかなと思いますした。

自分の求める結果を出す為には、手段を選ばず、相手にアプローチする手間を惜しむな
相手と自分は違う事を理解して、中に入り込め、結果は後から付いてくる

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