円安ドル高が一段落して、証拠金不安が後退して来たので、米ドル/加ドルの設定追加してみようかな。
米ドル/加ドルで、証拠金250万円~4000万円それぞれのパターンで設定を確認してみましょう。
そもそも、トラリピとは?
トラリピとは、マネースクエアが提供しているFXの自動売買サービスの名称です。
通常、FXでは自分で売買(売り or 買い)を行って、為替差益を利用して儲けを出すのが一般的です。
この、自分で”行っている売買”を、自分で”設定した値段で自動で行う”仕組みが、「トラップリピートイフダン」略してトラリピになります。
公式からのイメージ引用となりますが、以下の図例であれば、101円のタイミングで”売り”注文(トラップ)を自動で行い、100円のタイミングで”買い”注文(トラップ)を自動で行う。
ということになり、これによって、自分で時間を使って売買する事なく、設定をしておく事で、自動的に1円の儲けを得ることが出来るという事になります。
マネースクエア より引用
放ったらかしトラリピ設定は鈴さん(@semiritaia_suzu)を参考に
トラリピ界隈では書籍も出版され、「神様!」とも言える、鈴さんのトラリピ設定を参考にさせて頂いて、私もトラリピをはじめました。
鈴さんは現在、2000万円を運用して、月額20万円の所得を得られているそうです。
何故、鈴さんを参考にさせて頂いたかと言うと、トラリピ設定を公開している事が大きいのですが、それに加えて、その根拠がしっかりしており、参考にするのに安心感があったからです。
鈴さんは、リーマンショックが再発した際に、ロスカットされないトラリピ設定と、必要証拠金をバックテストで行った情報を掲載してくれています。
(鈴さんの設定の場合)
リーマンショック時に必要だった資金
⇒18,664,048円
更に、上記の設定、必要資金をベースにして、最低250万円から始める為の、手法をご紹介されています。
いきなり2000万円を準備する事は出来ませんが、250万円ならば、少し頑張れば準備出来る!ということで、こちらを参考にトラリピを初めています!
▶鈴のトラリピ設定の必要資金
2億円:0.01円間隔
4,000万円:0.05円間隔
2,000万円:0.1円間隔(運用中)
1,000万円:0.2円間隔
500万円:0.4円間隔
250万円:0.8円間隔
”ハーフ&ハーフ”で必要資金を半額に抑える
さて、鈴さんの設定を理解する上で必要な知識としては、”ハーフ&ハーフ”という手法です。
”ハーフ&ハーフ”は、売買したいレンジに対して、上半分を”売り”でトラップ設定し、下半分を”買い”でトラップ設定するというものです。
鈴さんのブログでは、これによって約半分の資金で運用する事が可能になると、言っています。
マネースクエア より引用
トラリピ設定に必要な項目を把握する
実際に運用する際、トラリピの設定では、主に以下の項目を設定します。
②売買
③レンジ
④注文金額
⑤トラップ本数
⑥利益金額
マネースクエア より引用
鈴さんのトラリピ設定を参考にする場合でも、資金に併せて、自分できちんと理解して設定する必要があるのは、以下の3項目かと思います。
③レンジ
⑤トラップ本数
上記3項目をExcelなどで表にして、250万円から4000万円まで、トラリピを育てる場合、どの様にトラップ箇所が増えて行く事になるのか。
こちらを参考にして貰って、実際に一覧を作って、「トラリピの育て方」をきちんと自分に落とし込んでから着手しましょうね!
米ドル/加ドルの250万設定を追加してみよう
鈴さんのユーロ/ポンド設定は、こちらで公開してくれています。
これを基本に考えて、実際に250万円に設定を当てはめたら、どうなるのか?
鈴さんのトラリピ設定では、米ドル/加ドルのレンジは以下の通り設定されています。
売りトラップ:1.201~1.450ドル
これをベースに、以下の鈴さんのトラリピ設定のトラップ間隔を踏まえて、表にしてみます。
▶鈴のトラリピ設定の必要資金
2億円:0.01円間隔
4,000万円:0.05円間隔
2,000万円:0.1円間隔(運用中)
1,000万円:0.2円間隔
500万円:0.4円間隔
250万円:0.8円間隔
すると、以下の様な設定になります。
見方としては、必要資金の列に記載されている内容から、”レンジ”と”トラップ本数”が決まる事になります。
- 最小数がトラップのレンジ開始
- 最大数がトラップのレンジ終了
- 最大数がトラップ本数
←買いトラップ
売りトラップ→
※※※※中略※※※※
結果、まとめると以下の様な設定になることがわかります。
必要資金 | 売買 | レンジ | トラップ本数 |
---|---|---|---|
250万円 | 買い | 0.9510~1.1990ドル | 32本 |
売り | 1.2010~1.4490ドル | 32本 | |
500万円 | 買い | 0.9550~1.1950ドル | 31本追加 |
売り | 1.2050~1.4450ドル | 31本追加 | |
1000万円 | 買い | 0.9530~1.1970ドル | 62本追加 |
売り | 1.2030~1.4470ドル | 62本追加 | |
2000万円 | 買い | 0.9520~1.2000ドル | 125本追加 |
売り | 1.2020~1.4500ドル | 125本追加 | |
4000万円 | 買い | 0.9515~1.2005ドル | 250本追加 |
売り | 1.2015~1.4505ドル | 250本追加 |
資金が倍々になっていくに従って、トラップ本数も倍々になっていきます。
また、元からあるレンジの間を埋める様に、設定を追加していく事になっているかと思います。
ここまで落とし込めれば、後はこの表と、鈴さんのトラリピ設定を元に、設定するだけですね!
鈴さんのトラリピ設定をしてみよう!
では、鈴さんの2000万円設定をベースにして、米ドル/加ドル設定値を、まとめたいと思います。
この設定をすれば、鈴さんのトラリピ設定が完了しますよ!
通貨ペア | 売買 | レンジ | トラップ本数 | 注文金額 | 利益金額 | 決算トレール |
---|---|---|---|---|---|---|
250万円 | 買い | 0.9510~1.1990 | 32本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない |
売り | 1.2010~1.4490 | 32本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない | |
500万円 | 買い | 0.9550~1.1950 | 31本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない |
売り | 1.2050~1.4450 | 31本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない | |
1000万円 | 買い | 0.9530~1.1970 | 62本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない |
売り | 1.2030~1.4470 | 62本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない | |
2000万円 | 買い | 0.9520~1.2000 | 125本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない |
売り | 1.2020~1.4500 | 125本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない | |
4000万円 | 買い | 0.9515~1.2005 | 250本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない |
売り | 1.2015~1.4505 | 250本 | 0.1万(通貨) | 0.008ドル | 設定しない |
さあ、トラリピを始めてみよう!
これで、トラリピの基礎の理解と、鈴さんのトラリピ設定の再現方法を、わかって頂けたかと思います。
セミリタイア!とまでは行かなくとも、経済的自由へ近づく為に、一つの投資手法として、トラリピを使ってみてはいかがでしょうか。
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