【投資基礎】投資といえば株式だけど、そもそも”株式会社”ってなに?

投資基礎
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投資には興味が有るが、そもそも株式って何なんだ?

株式会社は何で株式を発行しているんだ?

投資の基礎知識として、株式や株式会社とは何かを理解しておいた方がこれからに役立つと思うわ。

投資と言えば株取引ってイメージが強いですよね。
大半のサラリーマンは株式会社に勤めていると思いますが、きちんと理解してないって人も多いのではないでしょうか。

  • そもそも株式会社ってなんなの?
  • なぜ株式会社にする必要があるの?
  • 株式を購入するってどういう事?

基礎的な知識について一緒に勉強していきましょう。

株式とは、譲渡が簡単に行える金融資産であり、企業が発行するもの
企業は株式と引き換えに、利益と経営参加権を株主に渡している
企業にとっては株式発行は資金調達の方法

1.株式とは

「株式」とは「有価証券」と呼ばれる財産区分に含まれます。
いきなり専門用語が出てきましたね。。。

「有価証券」とは、簡単に言えば、譲渡が簡単に行える金融資産と覚えてください。

「有価証券」には、「株式」の他にも「債券」「手形」「小切手」などが含まるのですが、ここらへんは簿記の知識があるとイメージ出来るかな?

2009年までは株を買うと、株券と呼ばれる実際に紙に印刷された物が渡されていたのですが、現在は株券電子化によって、証券口座上の数字だけでやり取りされます。
実物がないので、実物資産(金、不動産など)ではなく金融資産と呼ばれるわけですね。

2.株式会社の仕組み

株式会社をの仕組みを理解するにあたって、以下の登場人物たちの関係を説明していきましょう。

  • 株主
  • 証券会社
  • 株式会社
  • 消費者

これらの登場人物たちそれぞれが、役割を持って社会を回していく経済体制が、いわゆる資本主義経済ですね。

2-1.株主

株主とは、お金を提供する人です。
個人株主もいれば、企業が株主となって親会社になっているなんて場合もありますね。

株主には、株式会社の発行する株式を、証券会社を通して購入する事でなれます。
では、株主になるとどんな特典があるのか?

  • 配当(株主優待)を受け取る権利
  • 売却による株価差益
  • 経営参加の権利

個人株主になるのは、配当や株価差益によって、お金を増やすことが目的が多いかと思います。
しかし、株式の取得とは会社の経営権の譲渡が主な役割である事を忘れてはいけません。

発言力は保有する株数に比例するので、個人株主では大きな影響力を持つのは難しいです。。。
それでも、実際に取締役の任命権を持っており、経営に参加している意識を持って保有すると、より保有している企業への愛着や興味が湧いて楽しいですよ。

2-2.証券会社

証券会社とは、株式の仕組みを提供している組織です。
証券会社は株式の管理運営をし、市場(証券取引所)での売買を代行する役割を担っています。
※証券取引所の詳細は割愛しますが、日本の株取引の元締めです

実は、株式の売買をするには資格が必要なのです。
法律で「証券取引所での株式、及び債券の売買権利を持つ会員会社」と定められています。
噛み砕くと「証券取引所が認めた会社しか株式の売買はさせへんで」と言っているのです。

では、一般人がどうやって株式を売買すれば良いのか?
ここで、証券会社が登場です。

有名な所だと、SBI証券や楽天証券などですね。
これらの証券会社に口座を開設する事で、個人は証券会社を通して株式を購入する事が出来る様になるわけです。

2-3.株式会社

株式会社とは、一般的に「企業」というものです。
具体的には、サービス・商品を提供しており、証券取引所に株式の発行を認められた組織ですね。

企業の存在する理由とはなんでしょうか?
それは、利益を追求する事です。
その為に、サービスや商品を生み出しているわけです。
そして、サービスや商品をを生み出す為には、一般的にお金(資金)が必要になります。
その資金の調達方法の一つが株式の発行なのです。

資金調達の方法は大きく分けると、「銀行融資」と「株式調達」にわかれます。

  • 銀行融資
    → 返済義務が発生しますし、融資基準をクリアしないとお金を貸して貰えません。
  • 株式調達
    → 返済義務はなく、規定された範囲内であれば株式を新規発行する事が可能です。
    代わりに、経営権の一部を譲渡する事になる。

参考までに、これまでは「有限会社」という株式を発行しない会社もありましたが、2006年から「有限会社」が廃止されたた為、今は原則新しく会社を作ると「株式会社」になります。

2-4.消費者

消費者とは、実際に企業(株式会社)から商品を購入、消費する私達です。

企業がどんなに良い商品やサービスを作り、世の中に供給していたとしても、それを消費する人がいなければ、利益は発生しません。

企業は消費者の希望(安くて良いサービス、商品を手に入れたい)と、株主の希望(儲かるサービス、商品で利益が欲しい)に板挟みになっているとも言えますね。

まとめ

簡単ですが、株式とは何かをまとめてみました。

株主になるとは、儲ける為になるのではなく、経営に参加する為の手法でもあるという事も抑えてくださいね。

株式とは、譲渡が簡単に行える金融資産であり、企業が発行するもの
企業は株式と引き換えに、利益と経営参加権を株主に渡している
企業にとっては株式発行は資金調達の方法

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