【投資基礎】株取引を始める為に必要な最低限6つのポイント

投資基礎
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株取引を始めたいが、専門用語が多くて、何から覚えたら良いのかわからんよ。

最初に覚えておくべき事はそんなに多くないので、不安にならなくても大丈夫ですよ。

まずは、最低限の事を覚えて、実際に株式を売買する事で覚えて行きましょう。

株取引を始めてみたい!
でも、専門知識がないと取引って出来ないんでしょ?私には難しいんだろうな。。。
そんなふうに最初、不安に思ってしまうのは仕方のないことですよね。
まずは、最低限押さえて置きたいポイントを6つにまとめました。
これを読んで、少しでも資産運用への入り口に立って、将来に向けた準備が出来る事を願っています。
証券取引所の市場は複数に分かれている
株式の買い方/売り方には2通りある
証券取引所では株取引可能時間が決まっている
購入日と権利確定日は違うので注意
気配値(板)が読めれば株価の動きが分かる
専門用語も少しだけ覚えておこう

1.証券取引所の基本

株式は証券会社を通じて、証券取引所から購入する事が出来ます。
こちらの記事で証券会社の役割を説明をしていますので、参考にしてください。

日本では、売買出来る市場が大きく4つに分かれています
基本的に会社の株主数と時価総額でランク付けされていると考えてください。

市場 主に 条件
東証1部 中堅・大企業 株主 2,200人、時価総額 250億円 など
東証2部 中堅・大企業 株主 800人、時価総額 20億円 など
マザーズ ベンチャー企業 株主 200人、時価総額 10億円 など
JASDAQ ベンチャー企業 株主 200人、時価総額 5億円 など

東証1部/2部は中堅・大企業が所属しており、マザーズ/JASDAQはベンチャー企業が多く所属していると言う特徴があります。
その為、東証1部/2部は値動きが比較的小さく初心者向け、マザーズ/JASDAQは値動きが大きく上級者向けといえるかも知れません。

2.株式の購入は大きく分けて2通りの買い方がある!

株式の購入には「成行注文」と「指値注文」の2通りあると覚えてください。

それぞれに、メリット・デメリットがあるので、場合によって使い分ける必要がありますが、基本的には以下の様な使い分けが一般的ですね。

  • 「確実に今欲しい!=成行注文」
  • 「この値段なら買っても(売っても)良い=指値注文」
名称 注文内容 メリット・デメリット
成行注文 現在の株価で売買する 確実に売買成立するが、
希望より高く買われたり安く売られたりする事がある
指値注文 自分で株価を指定して、
その値段になったら売買する
自分の希望価格で売買出来るが、
株価が希望価格にならなければ売買されない

3.取引可能時間は平日日中のみ!

株式は証券取引所の取引時間中で売買する事が出来ます。

平日取引時間 9:00~15:00
※11:30~12:30昼休み
※土日祝はお休み

この様に、サラリーマンが働いている時間が取引時間となってしまうので、デイトレードの様に市場動向を常に見続ける様な売買はサラリーマンには厳しいわけです。

そして、取引時間のそれぞれの区切りには名称があります。
そんなに重要ではありませんが、株式の買付指示をする時に、
「午前中で指値(購入金額を指定)して、引けのタイミングで買えなかったら成行(その時の株価で購入)に変更」
などの指示の仕方があるので、覚えておくと良いかと思います。

時間 名称 意味
9:00 寄付き 1日の始まり(夜間の注文が一斉に約定)
11:30 引け 前場(午前)の終わり
12:30 後場寄付き 後場(午後)の始まり
15:00 寄付き 1日の終わり(これ以降の注文は翌営業日に処理)

4.株式を購入する時は営業日に注意!

株式が購入完了する事を、「約定(やくじょう)」といいます。

ここで気をつけて頂きたいのは「約定日(購入完了日)」と「受渡日(株式の権利が発生する日)」の関係です。

「約定日」は売買注文の成立した日となりますが、実際には株式を取得したわけではありません。
実際に株式を受取れるのは「約定日」を入れて3営業日後の「受渡日」となります。
この「受渡日」にならないと、優待や配当などの権利は発生しないので、注意してくださいね。

また、購入機会損失を減らすために、2019/7/16から受渡日が1営業日早まりました
優待や配当などの権利確定日が9/25の場合、以下の様なカレンダーだと、1営業日早まっただけで、受渡日までが実質3日も早くなった事になります。

この受渡日の計算間違って権利確定出来なかった株式がいくつかあったので、もっと早く改定されて欲しかったですよ。。。

9/20(金) 9/21(土) 9/22(日) 9/23(月) 9/24(火) 9/25(水)
~2019/7/15 約定日
1営業日
2営業日 3営業日 受渡日
権利確定
2019/7/16~ 約定日
1営業日
2営業日 受渡日
権利確定

5.気配値(板)の見かたを理解しよう!

取引時間中、株価は常に変動います。
現在の株価を把握する為に、気配値(板)を参照して売買する事になります。

この気配値(板)を見ることで”売り注文”と”買い注文”の数量を元に、現在どの株価に落ち着いているかがわかります

以下の気配値(板)であれば、現在株価は170円ということがわかります。
また、売数量より、買数量の方が多い為、売ろうとしている人より、買おうとしようとしている人の方が多く、この株価は上昇しやすい状況である事がわかります。

売数量 成行 買数量
3000 \190
2000 \180
300 \170
\160 800
\150 3000
\140 9000

この状態で100株の「成行で買い注文」をすると、売り注文から\170で注文が即確定し、\170の売数量が300株→200株へ減ります。

売数量 成行 買数量
3000株 \190
2000株 \180
300→200株 \170
\160 800株
\150 3000株
\140 9000株

この状態で\160の買い注文を100株「指値注文」ですると、\160の買数量が800株→900株へ増え、株価が下がった(\160の売り注文が入った)時に約定する事ができます。
しかし、注文を入れた順に約定していく為、自分の前の800株が約定した後に、自分の買い注文が約定する事になります。

売数量 成行 買数量
3000株 \190
2000株 \180
200株 \170
\160 800→900株
\150 3000株
\140 9000株

6.最低限押さえたい用語!

株式会社の情報は、証券会社、四季報、会社決算などで知る事が出来ます。

まずは以下の用語は最低限押さえておけば、株式の売買に支障はないのではないでしょうか。

  • 値幅制限
    株価によって、1日の中で変動する株価が決まっています
    この範囲を超えた株価になると「ストップ高/ストップ安」と言われ、それ以上株価が動かなくなります。
  • 発行済株式数
    会社の発行している株式数は常に一定ではありません。
    追加株式を発行したり、株式分割を行うなどする事で増減する事があります。
    その為、発行済株式数が少ないと、値動きが激しくなる傾向にあります。
  • 1株配当
    権利確定日に株式を保有していると貰える配当金です。
    保有している株式を掛けた配当金が貰えます
    \100配当で、100株持っていれば、\10,000の配当金が貰えるとなります。
  • 最低購入代金
    株式を保有するのに必要な最低金額です。
    会社毎に最低購入単元(株数)がバラバラだったのですが、2018年から一律100株が売買単位に統一された為、基本「株価×100株」の金額です。

まとめ

以上、株取引をするにあたって最低限知っておきたい知識をまとめて見ました。

最初は専門用語も多いので、難しいと感じてしまいますが、実際に売買していくと理解が深まっていくので、是非、臆すことなく楽しい株ライフを歩んでください!

証券取引所の市場は複数に分かれている
株式の買い方/売り方には2通りある
証券取引所では株取引可能時間が決まっている
購入日と権利確定日は違うので注意
気配値(板)が読めれば株価の動きが分かる
専門用語も少しだけ覚えておこう

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