三日坊主から卒業したい。『人生を1日で立て直す方法』に学ぶ、意思力に頼らない習慣化

ノートにペンで書き込む手元とコーヒー 書評
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最近、YouTubeで「ダン・コー(Dan Koe)」さんが紹介していた『人生を1日で立て直す方法』という本の解説動画を見た。読んだのは私ではなく動画で内容を教えてもらった形なんだけど、これがなかなか衝撃的な内容で、思わずメモを取りながら見てしまったので、今日はその感想を書いておきたい。

ノートにペンで書き込む手元とコーヒー

写真はPexels提供

「意思力」じゃなくて「アイデンティティ」を変える

動画の中で一番刺さったのが、「何かを成し遂げるためには、意思力ではなくアイデンティティを変える必要がある」という言葉だった。

私はアイデンティティというと、自分の中にある確固たる信念というか、そう簡単には変わらない普遍的なものというイメージを勝手に持っていた。だから、「自分の意思で努力して、習慣化さえできれば自然とできるようになる」というのが普通のアプローチだと思っていたんだけど、これとは全く違う考え方だったのですごくびっくりした。

よく考えると、「努力しなくてはならない」と思っている時点で、もう習慣化はうまくいかないんだよね。努力しなくてもできるようになるためには、自分が目指す方向にアイデンティティそのものを変化させないといけない、ということらしい。

自分の中の土台は変えられなくて、その上に乗っている習慣という構造物だけを変えていく、というのが今までの私の頭の中のイメージだった。でも動画で語られていたのは、その土台の部分からそもそも作り変えないといけない、というアプローチ。この発想の転換に、なるほどなと唸ってしまった。

確かに、自分が嫌だと思っていることを無理やり習慣だけで変えようとしても、「嫌だ」という気持ちを引きずったままではいつまで経っても続かない。そこに苦手意識や嫌な気持ちを持たず、「もう当たり前」として受け入れられるアイデンティティの土台さえできれば、自然と行動が伴って、自分がなりたい方向に向かっていける、という考え方らしい。

三日坊主になるのは「土台」ができていないから

三日坊主になってしまったり、決めた目標をクリアできなかったりするのは、結局のところ自分の中の損得勘定(今の快楽を取るか、将来の利益を取るか)や、「今日は疲れているからやらなくていい」という理由探しをしてしまうからだと動画では説明されていた。

これ、私にも心当たりがありすぎる話だった。家計簿をつけるのを面倒に感じてやめてしまったり。理想とする未来に向かうなら、疲れているかどうかに関わらずやらなきゃいけないことのはずなのに、安易な誘惑にすぐ負けてしまう。それは結局、アイデンティティの土台がまだできていないからなんだな、とすごく納得してしまった。

手帳に予定を書き込む様子

写真はPexels提供

最悪の未来と最高の未来を、両方はっきり想像する

じゃあ、そのアイデンティティの土台をどうやって変えるのか。動画で紹介されていたのが、「最悪の未来」と「最高の未来」を両方はっきり想像するというアプローチだった。

今のままの自分で行ったら、5年後・10年後にどんな地獄に落ちているのかをまず明確にする。そして、そうならないためにはどうするか、逆に「天国だ」と感じられる状態はどんなものかを、キャッチコピーのように一言で言い表せるくらいまで具体化する。

後ろには崖しかなくて、このままだとこういう未来が待っている、という一種の脅迫観念を自分に植えつけつつ、そこから一歩でも前に進めば最高の状態に向かっていけるという希望も同時に見せる。そうやって自分の深層心理にすり込んでいく必要がある、という話だった。

これまで私がよく聞いていた「まずは小さなステップに分解してタスク化しよう」というアプローチとはかなり違っていて、最初に最悪の自分を想像してから最高を目指す、という切り口にすごく感銘を受けた。

動画では、そこに向かってちゃんと動けているかを、1日に何度もアラームをかけて「今のあなたは、明日の自分から見て誇れる自分ですか」と自分に問いかけ続けることで、アイデンティティを構築していく、というやり方も紹介されていた。正直かなりハードルが高そうだけど、自分の10年後・15年後を考えて理想に近づいていくというアプローチ自体は、私も一度試してみてもいいかもと思った。

完璧じゃなくていい、大事なのは「修正力」

もう一つ印象に残ったのが、こうしたプランを進める上でも挫折はつきものだ、という話。計画の一部分でもズレてしまったときに「もう終わりだ」と諦めるのではなく、賢さとは「修正力である」と語られていたらしい。

計画通りにいかなかったときにそこで思考を止めてしまうのではなく、今の状況に合わせてどうかじ取りを修正するかを、常にやり続けることが大事なんだと。これは完璧主義になりがちな人ほど刺さる話じゃないかなと思う。

まとめ:日々の積み重ねにも活かせそうな視点

今回は動画を見ただけで、まだ『人生を1日で立て直す方法』という本自体は読めていないんだけど、それでも面白そうな一冊だなと感じた。

老後資金づくりのための貯金や投資も、子供との習慣づくりも、結局は「今日だけ頑張る」のではなく続けていくことが大事な部分が大きい。「意思力に頼らずアイデンティティを変える」という視点や、「完璧じゃなくても修正しながら続ければいい」という考え方は、そのままお金や家族との時間の使い方にも応用できそうな気がしている。もちろん貯金や投資のやり方そのものを保証するものではないけれど、続けるためのマインドの持ち方として、頭の片隅に置いておきたい話だった。


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